地方飲食店でもクラフトビールを導入しやすい本数設計の考え方

クラフトビール

地方の飲食店でクラフトビールを導入する際、都市部とは違う難しさがあります。客数が読みにくく、大ロットの在庫を抱えるリスクが高いためです。本記事では、地方飲食店でも無理なくクラフトビールを導入できる「本数設計」の考え方と、小ロットから始める具体的な手順を整理しました。

この記事の内容

  1. 地方飲食店が直面する現実
  2. 本数設計の基本公式
  3. 最初の1ヶ月の進め方
  4. 2ヶ月目以降の調整方法

地方飲食店が直面する現実

地方の飲食店は、都市部に比べてクラフトビール導入のハードルが高いと感じがちです。理由は主に3つあります。

1つ目は客数の変動が大きいこと。平日と週末の差が激しく、在庫を読むのが難しい面があります。2つ目はロット単位が大きく感じること。12本・24本単位の発注が、小規模店には重く見えます。3つ目はクラフトビール慣れしていない客層が多く、売れるかどうかの不安が大きいこと。

ただし、これらは「小さく始める設計」でほぼ解決できます。最初から大量に抱える必要はありません。

本数設計の基本公式

地方飲食店の本数設計は、次の公式が役立ちます。

発注本数 = 週の想定販売本数 × 2週間分(最大3週間)

たとえば週5本売れる想定なら、10本〜15本の発注で十分。賞味期限切れリスクを抑えつつ、在庫切れのリスクも避けられます。

想定販売本数の目安は「席数 × 0.2〜0.3」。30席の店なら週6〜9本ほどが最初の目安です。あくまでスタート時の試算なので、2ヶ月目以降は実績で上書きしてください。

最初の1ヶ月の進め方

最初の1ヶ月は「売上を作る」より「反応を見る」期間です。具体的な動き方は次のとおりです。

  1. 2銘柄×6〜12本の小ロット発注から始める
  2. メニューに載せる前にスタッフで試飲する
  3. お客様に「試していただけませんか?」と声掛けして反応を集める
  4. 銘柄ごとに「どの客層が注文したか」をメモする

小ロットから受けてくれるブルワリーを選ぶのがポイントです。HIROSHIMA NOH BREWERYのような地域密着型のブルワリーは、こうした小規模スタートの相談にも応じやすい傾向があります。

2ヶ月目以降の調整方法

2ヶ月目に入ったら、1ヶ月目の実績をベースに発注本数を上書きします。たとえば1ヶ月目に週3本しか売れなかった銘柄は、次月は同じ本数でキープ。逆に週8本出た銘柄は、発注量を1.5倍に増やします。

地方店でありがちなのが「在庫を切らしたくない」と過剰発注してしまうこと。最初の3ヶ月は「少し足りないくらい」で回す方が、廃棄ロスを防げます。

3ヶ月目以降は発注サイクルを固定化(週1・2週に1回など)して、業務負荷も軽減していきましょう。

よくある質問

Q. 6本からの小ロットに応じてくれるブルワリーはどう探しますか?
地域密着型のブルワリーは柔軟に対応してくれることが多いです。直接問い合わせて「まず少量で試したい」と伝えるのが早道です。HIROSHIMA NOH BREWERYでも小規模スタートの相談を受けています。
Q. 在庫切れが心配です。予備はどのくらい持つべきですか?
発注から納品までのリードタイム(3〜7日)分の安全在庫を持てば十分です。最初は切らすことを恐れず、実績で本数を上書きしていくのが正解です。
Q. 賞味期限切れが怖くて発注に踏み切れません。
賞味期限は銘柄により異なりますが、一般的に3ヶ月〜1年です。週5本の想定で2週間分なら10本、3ヶ月で使い切る計算になります。無理のない本数設計であれば廃棄リスクは低く抑えられます。

導入についてご相談ください

HIROSHIMA NOH BREWERYでは、導入を検討されているお店に向けて個別でご相談をお受けしています。「まず話を聞いてみたい」という段階でも歓迎です。

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