クラフトビールの最低発注数と在庫管理のコツ|初めての仕入れガイド

クラフトビール

クラフトビールを初めて発注するとき、多くの店舗がつまずくのが『最低発注数(MOQ)』と『在庫管理』の問題です。ロット単位が多すぎて踏み切れない、賞味期限内に売り切れる自信がない──そんな悩みへの実務的な答えを整理しました。

この記事の内容

  1. 最低発注数(MOQ)の実態
  2. 必要発注数の計算方法
  3. 在庫管理の基本ルール
  4. 追加発注のタイミング

最低発注数(MOQ)の実態

クラフトビールブルワリーによってMOQは大きく異なります。一般的な相場は次のとおりです。

  • 大手クラフトブルワリー:1銘柄あたり24本(2ケース)から
  • 中小ブルワリー:1銘柄あたり12本(1ケース)から
  • 直営型・地域密着型:6本から対応可能なケースも

HIROSHIMA NOH BREWERYのような地域ブルワリーは柔軟な対応をすることが多く、『まず6本から試したい』という相談にも応じてくれる場合があります。

必要発注数の計算方法

適正な発注数を決めるには、売り切れ想定期間から逆算するのが一番シンプルです。

発注数 = 週の想定販売数 × 売り切り目標週数

例:週8本売れそうなら、2週間で売り切る前提で16本発注。3週間で売り切る前提なら24本発注。

注意点として、初回は控えめ(想定の70%程度)に発注するのが無難です。想定より売れなかった場合のリスクを抑えられ、売れすぎた場合は追加発注で対応できます。

在庫管理の基本ルール

在庫管理は次の4点を守るだけで大幅に安定します。

  1. 先入れ先出し(FIFO):古いロットを必ず手前に
  2. 賞味期限の色分けラベル:棚で一目で分かるように
  3. 週1回の棚卸し:残数と売れ行きを数字で把握
  4. 発注サイクルの固定化:毎週月曜発注など曜日を決める

これを習慣化すると、賞味期限切れや欠品のリスクがほぼなくなります。

追加発注のタイミング

追加発注は『在庫が最低発注数と同じ量になったタイミング』がベストです。つまり、MOQが12本なら残り12本になったら追加発注します。

理由は発注から納品までのリードタイム(通常3〜7日)の間に売り切れないようにするためです。リードタイムが長いブルワリーほど、この『安全在庫』を厚めに見積もる必要があります。

初回発注で売れ行きが把握できていない場合は、リードタイム分の余裕を多めに取るのが安全です。

よくある質問

Q. 1本から買うことはできますか?
卸経由では難しいことがほとんどですが、ブルワリー直販であれば1本単位で購入できるケースもあります。『まず試飲したい』段階ではブルワリーに直接連絡するのが早いです。
Q. 複数銘柄を少量ずつ仕入れる『おためしセット』はありますか?
多くのブルワリーで用意されています。HIROSHIMA NOH BREWERYでもサンプルセットの相談を受けており、導入検討段階でも対応可能です。
Q. 在庫管理はExcelで十分ですか?
初期は十分です。銘柄名・入荷日・賞味期限・初期本数・現在数の5列があれば管理できます。規模が大きくなったらPOS連携や在庫管理ソフトを検討する段階になります。

導入についてご相談ください

HIROSHIMA NOH BREWERYでは、導入を検討されているお店に向けて個別でご相談をお受けしています。「まず話を聞いてみたい」という段階でも歓迎です。

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