クラフトビールのテイクアウト・グラウラー販売の始め方|飲食店の新しい販路開拓

クラフトビール

「お店のクラフトビールを家でも飲みたい」——そんなお客様の声を聞いたことはありませんか?テイクアウトやグラウラー(量り売り)販売は、飲食店の新しい収益源として注目されています。

この記事では、クラフトビールのテイクアウト販売を始めるための具体的な手順と注意点を解説します。

テイクアウト販売の3つの形態

缶・瓶ビールの小売販売

最もシンプルな方法です。仕入れた缶・瓶ビールをそのまま販売します。HIROSHIMA NOH BREWERYのPione AleHASSAKU SAISONの缶を冷蔵ケースに陳列し、お客様が手に取れるようにします。

メリットは在庫管理が簡単なこと。賞味期限も比較的長いため、ロスが少なく済みます。

グラウラー(量り売り)販売

グラウラーとは、ビールを持ち帰るための専用容器です。お客様がグラウラーを持参し、タップから直接注いで販売する方式です。エコで特別感があり、クラフトビール愛好家に人気です。

グラウラーの容量は500ml〜1リットルが一般的。店舗オリジナルのグラウラーを販売すれば、ブランディングにも繋がります。

クラウラー(缶詰め)販売

専用の缶シーマーを使い、タップからビールを注いでその場で缶詰めにする方式です。初期投資(缶シーマー:15〜30万円)は必要ですが、鮮度の保持期間が長く、品質管理の面で優れています。

テイクアウト販売に必要な許可・届出

酒類販売業免許

店内で飲酒するための「飲食店営業許可」だけでは、テイクアウト販売はできません。未開栓の酒類を販売するには「一般酒類小売業免許」が必要です。

申請先は管轄の税務署。申請から取得まで約2ヶ月かかりますので、早めに準備を始めましょう。

グラウラー販売の場合

グラウラーは「開栓した酒類の量り売り」に該当するため、追加の届出が必要な場合があります。管轄の税務署に事前に確認しましょう。

価格設定のポイント

テイクアウト価格は、店内提供価格の70〜80%が目安です。店内で飲むときのサービス料が含まれない分、お客様もお得感を感じます。

例えばMochimugi GOLDを店内でパイント900円で提供しているなら、缶(350ml)のテイクアウトは550〜600円程度が適切です。

グラウラー1リットルなら1,500〜2,000円。「3本セット割引」や「グラウラー持参で50円引き」などの仕組みも効果的です。

品質管理と注意点

温度管理:クラフトビールは温度変化に敏感です。テイクアウト時には「30分以内にお召し上がりください」と案内するか、保冷バッグを用意しましょう。

鮮度表示:特にグラウラー販売の場合、「充填日」と「お召し上がり目安(2〜3日以内)」を明記したラベルを貼りましょう。

衛生管理:グラウラーの持ち込みを受ける場合、洗浄状態を確認することが大切です。店舗で軽く洗浄するサービスを設けると安心です。

テイクアウト販売の集客方法

テイクアウトの存在を知らないお客様が意外と多いものです。以下の方法で認知を広げましょう。

店頭POP:「クラフトビール、お持ち帰りできます!」の看板を店頭に設置。通りすがりの方へのアピールになります。

SNS発信:「今日のテイクアウトおすすめはCHA IPA! お茶の香りが自宅での晩酌にぴったり」など、具体的な提案を投稿しましょう。

Uber Eats・出前館への出品:デリバリープラットフォームにビールだけ出品することも可能です。手数料はかかりますが、新しい顧客層にリーチできます。

成功のポイント

テイクアウト販売は、単に「持ち帰り可能にする」だけでは成功しません。「家でもお店の味を楽しめる」という体験価値を提供することが重要です。

おすすめの飲み方カードを添えたり、ペアリングレシピを同封したりする一手間が、リピート購入につながります。Caramel Honey Stoutなら「バニラアイスにかけるとビアフロートに!」といった提案も喜ばれます。

まとめ

テイクアウト・グラウラー販売は、飲食店の売上を「店内消費」だけに依存しない体制を作る有効な施策です。必要な許可の取得、適切な価格設定、品質管理を押さえれば、新しい販路として大きな可能性を持っています。

HIROSHIMA NOH BREWERYのビールは缶・瓶での販売にも対応しています。テイクアウト導入をお考えの方は、ぜひお問い合わせください。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事一覧