クラフトビールのサブスク・定期便モデルを飲食店に導入する方法|安定収益の仕組み
飲食店経営で最も頭を悩ませるのが「売上の波」です。繁忙期と閑散期の差が大きく、安定した経営が難しい——そんな課題に対して、クラフトビールのサブスクリプション(定期便)モデルが注目されています。
この記事では、飲食店がクラフトビールを軸にしたサブスクモデルを導入し、安定的な収益基盤を作る方法を解説します。
飲食店でのクラフトビールサブスクとは
飲食店におけるクラフトビールサブスクとは、月額制でビールを楽しめる会員サービスです。大きく分けて2つのモデルがあります。
来店型サブスク:月額〇〇円で毎回1杯無料、または割引価格で提供するモデル。来店頻度を高める効果があります。
配送型サブスク:月に1回、厳選したクラフトビールを自宅に届けるモデル。来店が難しい遠方のファンにもリーチできます。
来店型サブスクの設計方法
月額プランの設定例
ライトプラン(月額2,000円):月4回まで、毎回ハーフパイント1杯無料。1杯あたり500円相当のビールが飲めるお得感を演出します。
スタンダードプラン(月額3,500円):月8回まで、毎回フルパイント1杯無料。週2回来店する常連客に最適です。
プレミアムプラン(月額5,000円):来店無制限、毎回1杯無料。さらに新作ビールの先行試飲権つき。HIROSHIMA NOH BREWERYのHASSAKU SAISONやPione Aleの新ロット入荷時に真っ先に味わえる特典は、ビール好きにとって大きな魅力です。
会員カード・アプリの活用
紙のスタンプカードでも十分運用できますが、LINEの会員証機能やサブスク管理アプリを使うと、利用状況の把握や会員へのプッシュ通知が可能になります。「今月のおすすめはCaramel Honey Stoutです」といった通知が、来店のきっかけになります。
配送型サブスクの始め方
月1回の「おまかせビールBOX」
毎月3〜4本のクラフトビールを詰め合わせて発送するモデルです。自店で扱うビールの中から、季節やテーマに合わせてセレクトします。
例えば春ならHASSAKU SAISONを中心に爽やかなラインナップ、秋ならMochimugi GOLDやCaramel Honey Stoutで深い味わいのセットを組みます。
配送の仕組み
配送はヤマト運輸のクール便がスタンダードです。瓶・缶ビールであれば、段ボールに緩衝材を入れて発送するだけ。月に20〜30件程度なら、スタッフ1人で対応可能です。
価格設定は送料込みで月額4,000〜6,000円が相場。原価率を30〜35%に抑えれば、十分な利益が確保できます。
サブスク導入の効果
安定した月額収入
50人の会員が月額3,500円のプランに加入すれば、毎月17.5万円の安定収入が生まれます。閑散期でもこの売上は確保されるため、経営の安定性が大きく向上します。
来店頻度の向上
来店型サブスクの会員は、月に平均6〜8回来店するというデータがあります。非会員の平均来店頻度(月1〜2回)と比較すると、3〜4倍の来店頻度です。来店すればビール以外のフードも注文するため、トータルの客単価も上がります。
口コミの拡散
サブスク会員はお店のファンです。自然とSNSで発信してくれたり、友人を連れてきてくれたりします。最も信頼性の高い「口コミ集客」の担い手になるのです。
導入時の注意点
原価管理を徹底する:サブスクは薄利多売ではありません。提供するビールの原価を正確に把握し、プラン設計時に利益が出ることを確認しましょう。
解約しやすくする:解約のハードルが高いと、不満が口コミで広がるリスクがあります。「いつでも解約OK」の安心感が、逆に継続率を高めます。
特別感を演出する:会員限定のビールや、限定フードメニューなど、「サブスクに入っていて良かった」と思える体験を提供し続けることが重要です。
まとめ
クラフトビールのサブスクモデルは、飲食店に安定収入と高頻度の来店を同時にもたらす強力な施策です。まずは来店型サブスクから小さく始め、会員の反応を見ながら配送型にも拡大していくのがおすすめです。
HIROSHIMA NOH BREWERYでは、サブスクモデルに適した多品種のビールラインナップをご用意しています。月替わりのセレクトにも対応可能ですので、ぜひご相談ください。

この記事へのコメントはありません。