最低発注数(MOQ)の実態
クラフトビールブルワリーによってMOQは大きく異なります。一般的な相場は次のとおりです。
- 大手クラフトブルワリー:1銘柄あたり24本(2ケース)から
- 中小ブルワリー:1銘柄あたり12本(1ケース)から
- 直営型・地域密着型:6本から対応可能なケースも
HIROSHIMA NOH BREWERYのような地域ブルワリーは柔軟な対応をすることが多く、『まず6本から試したい』という相談にも応じてくれる場合があります。
必要発注数の計算方法
適正な発注数を決めるには、売り切れ想定期間から逆算するのが一番シンプルです。
発注数 = 週の想定販売数 × 売り切り目標週数
例:週8本売れそうなら、2週間で売り切る前提で16本発注。3週間で売り切る前提なら24本発注。
注意点として、初回は控えめ(想定の70%程度)に発注するのが無難です。想定より売れなかった場合のリスクを抑えられ、売れすぎた場合は追加発注で対応できます。
在庫管理の基本ルール
在庫管理は次の4点を守るだけで大幅に安定します。
- 先入れ先出し(FIFO):古いロットを必ず手前に
- 賞味期限の色分けラベル:棚で一目で分かるように
- 週1回の棚卸し:残数と売れ行きを数字で把握
- 発注サイクルの固定化:毎週月曜発注など曜日を決める
これを習慣化すると、賞味期限切れや欠品のリスクがほぼなくなります。
追加発注のタイミング
追加発注は『在庫が最低発注数と同じ量になったタイミング』がベストです。つまり、MOQが12本なら残り12本になったら追加発注します。
理由は発注から納品までのリードタイム(通常3〜7日)の間に売り切れないようにするためです。リードタイムが長いブルワリーほど、この『安全在庫』を厚めに見積もる必要があります。
初回発注で売れ行きが把握できていない場合は、リードタイム分の余裕を多めに取るのが安全です。

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