なぜ「最初は3本」なのか
クラフトビールは1本だけでも始められますが、初期導入では3本が現実的な本数です。
1本だけだと『クラフトビール=その1種類の味』とお客様に刷り込まれてしまい、2本目以降の提案がしにくくなります。逆に5本以上だとスタッフが覚えきれず、結局おすすめが曖昧になります。3本は『選ぶ楽しさ』と『覚えられる量』のちょうどいいバランス点です。
3本あることで『今日はどれにしますか?』という声かけが自然に成立し、注文率が上がります。
3本の組み合わせ方:3つの軸
3本を選ぶときは、以下の3軸がバラけるように組むのがコツです。
軸①:定番食中酒ポジション
どんな料理にも合わせやすい軽めのセゾン・ゴールデンエール・ペールエール系。迷ったときの『間違いない1本』。
軸②:個性派ポジション
IPA・スタウト・フルーツビールなど、明確に味が立っているスタイル。話題性・写真映え・リピーター獲得用。
軸③:地域性・ストーリー性ポジション
地元素材を使ったビール。広島なら八朔・もち麦・緑茶・ピオーネなど。観光客と地元常連の両方に刺さります。
業態別おすすめ3本構成
業態によってベストな3本の組み合わせは変わります。
居酒屋・和食店
軽めのセゾン+フルーツセゾン+ゴールデンエール。和食との相性が良く、日本酒と併売してもぶつかりません。
ビストロ・洋食店
ペールエール+IPA+スタウト。料理の味わいと同じベクトルで広がるので、コース提案がしやすくなります。
カフェ・ブランチ店
フルーツビール+セゾン+ゴールデンエール。昼飲みとしても重くなく、女性客の注文率が高いラインです。
まず1本から試すのもアリ
『いきなり3本は予算的に難しい』という場合は、まず1本から始めるのも一つの手です。その場合は『軸①の定番食中酒』から入るのが最も失敗しません。
1本で感触を掴んだら、1ヶ月後に軸②(個性派)を追加、さらに1ヶ月後に軸③(地域性)を追加する──というステップ導入でも問題ありません。段階的に増やす方が、スタッフの学習コストも分散できます。

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