小売店でクラフトビールを売るためのPOP・棚作り入門

クラフトビール

小売店や酒販店でクラフトビールを扱う際、仕入れそのものよりも「売り場の作り方」が成否を分けます。特にPOPと棚の設計は、通行客の目にどう映るかを決める要素です。本記事では、実店舗で効果があったPOP・棚作りの基本と、すぐ使えるテンプレートをまとめました。

この記事の内容

  1. 棚作りの基本原則
  2. POPに入れるべき4要素
  3. 効果があったPOPの実例
  4. 季節とイベント連動の動かし方

棚作りの基本原則

小売店の棚作りでは「目線の高さ・分かりやすい分類・手に取りやすさ」の3点が基本です。特に目線の高さ(地上120〜150cm)にクラフトビールを配置するだけで、接触率が大きく変わります。

大手ビールと同じ棚に並べるとクラフトビールは埋もれてしまうため、クラフトビール専用のコーナーを作るか、目立つエンド棚(棚の端)を確保するのが効果的です。

分類は「スタイル別」と「産地別」のどちらかが分かりやすいです。広島産のクラフトビールなら「広島クラフト」というコーナーでまとめると、地域性が一目で伝わります。

POPに入れるべき4要素

POPは読まれないと意味がありません。読まれるPOPには次の4要素が入っています。

  1. 一言キャッチ:「広島の八朔使用」「地元もち麦100%」など特徴を一言で
  2. 味の方向性:「爽やか」「コク深い」「苦み控えめ」など具体的に
  3. おすすめシーン:「食中酒に」「ちょっとしたギフトに」など
  4. 価格と容量:分かりやすく大きめのフォントで

全部を詰め込む必要はなく、A6サイズのカード1枚に収まる分量で十分です。情報量が多すぎると逆に読まれません。

効果があったPOPの実例

実店舗で効果があった書き方の例です。

Pione Ale:「広島産ピオーネの華やかな香り。プレゼントにもおすすめの1本。¥1,200」

Caramel Honey Stout:「チョコ・スイーツと相性抜群。デザートのお供に。¥1,300」

どちらも35文字以内ですが、「産地・味・場面・価格」が入っているため、棚の前で通行客が数秒で判断できます。POPの下には商品ロゴや小さな写真を添えると視覚的にさらに伝わります。

季節とイベント連動の動かし方

棚は作って終わりではなく、季節やイベントに合わせて動かすことで売れ行きが変わります。

たとえば夏は爽やか系のセゾンやペールエール、冬はスタウトやブラウンエールを前面に。バレンタイン前はCaramel Honey Stoutを「チョコと一緒にどうぞ」と打ち出す、などの季節連動が有効です。

動かす頻度は月1回で十分です。動きがない棚は「いつもの棚」として視線から外れていくので、小さな変化を定期的に入れることが大切です。

よくある質問

Q. POPは手書きとプリントどちらが良いですか?
小売店の規模や雰囲気によります。個人店の場合は手書きの方が温度感が伝わりやすく、チェーン店やきれいめの酒販店ではプリントの方が棚にまとまりが出ます。
Q. 棚の設置スペースが限られています。最小構成を教えてください。
棚1段分(幅60cm×奥行30cm)があれば、3〜4銘柄のコーナーは作れます。POP1枚と商品4本の組み合わせから始めると、投資を抑えて試せます。
Q. 売れ行きが悪い場合はどう改善すればよいですか?
まずPOPの文字が読めるか、棚の高さが目線に合っているかを確認してください。それで動かない場合は銘柄入れ替えを検討するタイミングです。

導入についてご相談ください

HIROSHIMA NOH BREWERYでは、導入を検討されているお店に向けて個別でご相談をお受けしています。「まず話を聞いてみたい」という段階でも歓迎です。

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